イーロン・マスクがおもしろい

最近、夢中になって読んでいる本があります。

「イーロン・マスク」(文藝春秋)です。

電子決済システム(ペイパル)、電気自動車(テスラ)、宇宙開発の会社(スペースX)を作った、世界的に有名な起業家です。

なせこの本を読もうと思ったか?ということや、この本の魅力(というかイーロンの魅力)について今日はお伝えしたいと思います。

1. なぜこの本を手に取ったか?

なぜこの本を手に取ったか?と言いますと、私はX(旧Twitter)のヘビーユーザーなんですが、イーロン・マスクがXを買収してからの動きがおもしろすぎて、私の中で「めちゃくちゃ気になる人」になってしまったのです。

Twitterは2006年にサービスを開始したSNSで、ずっとTwitterという名で親しまれてきましたが、イーロンはCEOになると「X」という名称に突然容赦なく変えてしまいます。

なんやXてー!!ダサいわー!!!

という嘆きの声がめちゃくちゃ上がっていました。(私も正直ダサいと思います)

イーロンがCEOになってから、すごい人数の社員が解雇されたし、なぜか突然ツイートが長い時間読み込めないなんてこともあったし、突然自分がCEOを辞任すべきか否かのアンケートをTwitterで実施して本当に辞めてしまうし(現在はCTO)、それまでなかった課金システムなんてのもいきなり作るし、ものすごい動きが早くて激しくて、おもしろいんです。

こんな動きをする人の頭の中って、どうなってるんだろう?

次は何を考えてるんだろう?

と、好奇心がとてもとても湧いて、手に取ったというわけです。

2. 読んでまず思ったこと「イーロンと働きたくない」

本を読み進めていくと、やっぱりというか予想通りイーロンはワンマンな人でした。

人の気持ちなんて考えません。腹が立ったらひどい暴言で感情に任せて罵ったりします。人格攻撃もします。他人の意見なんて聞きません。

自分がこうと信じた道をひたすら追求し、結果を出すまで食らいつきます。

従業員など一緒に働く人たちにも容赦なく結果を追求し、動くことを求めるので、イーロンのもとで働く人たちってめちゃくちゃ大変だと思いました。(私は絶対イーロンの会社で働きたくないです。)

3. イーロンの歴史は、人類の進化の歴史

イーロンの父親はエンジニアです。イーロンも物理が得意で、大学でも物理学を専攻していました。

インターンとしてシリコンバレーで働いた際は、シニアエンジニアでも解決できなかった問題を2週間で解く天才ぶりです。

イーロンは大学生だった1995年頃からインターネットの波に乗ることを決意し、地図システムを作って成功、貧乏学生から一気にミリオネアに。

それから、電子決済システムを作ったり、民間でロケットを打ち上げることに成功したり、自動運転システムを進化させたりと、確実に世界の技術を先駆けて発展・進歩させてきました。

イーロンの歴史は、“人類の進化の歴史”と言ってもいいのではないでしょうか。

イーロンは『火星で人類が生活できるようにする』というのを起業当初から目標にしています。彼ならそれも可能にするような気がします。

また、イーロンの軌跡を辿っていくと、アメリカの当時の実情や情勢がよく分かって面白いです。

2008年のリーマンショックでは、イーロンの資金もつき、ストレス耐性が強いマスクも限界を超えるギリギリラインまでいったそうです。

トイレで吐く、夜驚症になる、ブツブツ毎晩独り言を言うようになる…などの症状も出ていました。

後に「人生で一番辛い1年」だったと語っています。(2度目の結婚相手のご両親が「自宅を抵当にお金を借りて貸す」と申し出てくれたほどだったそうです。ただ、方々でお金を借りまくっていたイーロンも、これは流石に断ったそうです。)

4. イーロンの幼少期が思ったよりかわいそう

イーロンは南アフリカで生まれ育ちました。死と暴力がとても身近にある国です。

また、父親がとんでもないモラハラ気質の人でした。イーロンは、父親の「言葉の暴力」と「感情の起伏」にいつも苦しめられてきました。

イーロンは人間関係でよくトラブルを起こします。恋愛関係や夫婦関係では、なぜかひどい仕打ちをしてくるような女性に惹かれ、火炎放射器で炎をお互いに浴びせ合うような喧嘩を繰り返します。

こういうイーロンの人間関係のパターンには幼少期の父親との関係性が深く関与しているのでしょうね。

本人もそれはうっすら自覚しているようで、「愛情については特にバカなんです」と本の中で言っています。

私にとってはそこもとても興味深いです。

***

下巻も楽しみです。

イーロンの行動や思考を読むということは、未来のことを知る手がかりにもなると思っています。

ちなみに書いた人は、ウォルター・アイザックソンという方で、スティーブ・ジョブスの伝記も書かれたジャーナリストです。翻訳者は同じ井口耕二さん。

文章も構成も上手で読みやすく、その点もとても勉強になります。

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