11月25日号の週刊大阪日日新聞(無料版)にて、コラムが掲載されました。
今回は、『「この人には敵わない…」と思わせる心理テクニック』について書きました。
少し高度なテクニックですが、人の心を掴むのが上手な人たちは、本当によく使っています。
今回ご紹介した心理テクニックの『マインド・リーディング』、最近見た話題のアニメ『葬送のフリーレン』にも表現されているシーンがありました。
ー「葬送のフリーレン」あらすじー かつて魔王を倒した勇者一行のメンバーであるエルフで魔法使いのフリーレン。 エルフは1000年以上歳を取らずに生きる、とても長生きな種族。 一方、一緒に旅した勇者ヒンメルは、人間。 かつての仲間のヒンメルはおじいさんになり、寿命で死んでしまいます。 ヒンメルの死を目の当たりにし、フリーレンの目には涙が…。 ヒンメルの死をきっかけに、人間のことをもっと深く知ろうと思ったフリーレンは、もう一度旅に出ることを決意します。
マインド・リーディングが表現されていたのは、第10話。
過去の回想シーン。勇者ヒンメルが優秀な魔法使いを求めて、フリーレンに初めて出会う場面です。
フリーレン「帰りなよ。まあまあの実力の魔法使いに用はないでしょ」
ヒンメル「いや、君は今まで僕が出会った中で一番強い魔法使いだ」
フリーレン「…なんでそう思うの?」
ヒンメル「…なんとなくだ(微笑む)」
コラムには文字数に限りがあるので書けませんでしたが、マインド・リーディングは、「どうやって分かったか」を相手に明確にしないで告げるのもポイントです。
ヒンメルも、フリーレンに「なんでそう思うの?」と問われてもはっきり答えず、「なんとなく」と言っていますね。
勇者ってやっぱり強いだけじゃなくて、「人たらし」の才能があるんだと思います。
「え?一体どういうこと??どういう技なの?」
と思った方、お手数ですが、小さい字で申し訳ございませんが、読んでいただけると嬉しいです!
<週刊大阪日新聞 11月25日号>
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