きょうだいの配偶者が気に入らない…その現象が示すものとは?

「そんな風に兄妹が仲良くじゃれあってる姿見る時が、ママは一番幸せ感じるわ」

昨日、家族で過ごしている最中、そんな感情が込み上げてきて、思わずそう口にしました。

夫も「それはそう」と、完全に同意。

同じように感じる親御さんはきっと多いのかな、と思います。

いいですよね、きょうだいの仲良しの姿って。

とはいえ、きょうだいがいつも仲良しでいられるかというと、そうでもないのが現実。

うちもたまにイザコザはあります。(ただ、8歳も年齢差があるので、年子のご兄弟とかにくらべてまあ少ない方です。)

私自身も、四人兄妹の末っ子として生まれて、兄や姉たちの争いをよく見てきましたし、私自身も兄や姉と喧嘩したことあります。

ちょっとした言い争いとかならいいですが、激しい口喧嘩や、掴み合いになるようなことあり、そんな時は両親どちらもとても辛かっただろうなあ…と親になった今ではそう感じます。(親が兄妹喧嘩をけしかけている部分もありますが)

きょうだいって、生きていく上で力強い存在である一方、煩わしいものですよね。

さて、ここからが今日の本題。

きょうだいの煩わしさって、子どもとして一緒に同じ屋根の下で暮らしている時は当然のように日々つきまとうものですが、結婚後に大きく深刻な形で現われる場合もあります。

きょうだいに配偶者ができたことによって、敵対心や嫉妬心が増し、きょうだいの仲がより険悪になってしまう。(この場合、配偶者を介して『代理戦争』をしているようなきょうだいもおられます。)

もしくは、自分のきょうだいに対しては寛容になれるのに、その配偶者の言動には無性にイライラ・腹が立ってしまう。

きょうだい間や家族間の結束が強い場合においては、きょうだいどちらかの配偶者が、きょうだい間や家族間を分断・分裂させるような人であったり、分断・分裂させるような行動をとるといったこともよく起こり得ます。

分かりやすい例を挙げるとすると、英国王室のヘンリー王子とメーガンさんとか。

<参考>ヘンリー王子とメーガンさん、英王室と和解ならず 誕生日のお祝いメッセージもなし

自分の配偶者と自分のきょうだい(もしくは家族)の仲があんまり良くなくて苦しんでいる、もしくは間に挟まれて苦しんでいるような場合は、「生まれ育ってきた家の文化を大事にしてこれからも生きていくのか?それともこの配偶者と新しい家の文化を作っていくのか?」という課題をつきつけられていると考えてみてほしいと思います。

私としては、配偶者と新しい家の文化を作っていくことを大切にしていくほうが絶対に良いと思います。

結婚の価値って、新しい文化の創造です。(そこには大きな苦しみが付きまとうものではありますが。)

きょうだいの配偶者がものすごく気に入らない、無性に腹が立つ、という方の場合、「なんやあの人腹立つわ」「嫌いやわ」「許されへんわ」という視点でいつまでも留まっているのではなく、きょうだいの間の関係性を見直していくチャンスと捉えていくといいのではないでしょうか。

『同じ血を分け合って共に生きてきた同胞』から、『自立した大人同士の付き合いができる関係性』へと変わっていくときなのかもしれません。

なんだかんだ言っても自分のきょうだいって愛着あって守ってあげたくなるし庇ってあげたくなるものですが、「それが本当にそのきょうだいにとって、自分たちのこれからの関係性にとっていいことなのかどうか?」は、長い目で考えていく必要がありますね。

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