10歳息子の子育てを振り返って…子育ての『孤独感』は私の精神を不安定にさせて、蝕んだ。

私には、今、10歳の息子と2歳の娘がいます。

10歳の息子は、先日、小学校で参観日があり、『10年後の自分へ』というお題で作文を書いて、発表してくれました。

うちの息子は「サッカーの日本代表になって、イタリアのチームに入団して移住する」のが夢なのだそうです。

息子はワールドカップ以降、サッカーに夢中で、習い事のない日は、平日も土日も公園でお友達とサッカーをしています。

大きな声で、堂々と自信を持って読んでるその姿、とても立派でした。

息子以外のお子さんの発表も、とてもよかった。いろんな子がいました。

みんなキラキラしてて眩しかったです。

最後に、「産んでくれて、育ててくれて、ありがとう」という言葉をクラスの子どもたちみんなで言ってくれました。

多分そういうことを言うのだろうな、と予想はしていたのですが、それでもじーんと来るものがありました。

**

息子を産んだ当初を振り返ってみると、息子の子育ては、孤独感が大きかったことを思い出します。

出産後1ヶ月間は、実家に家族でお世話になりました。今は亡き父も元気で、母には上げ膳据え膳してもらって、息子のお世話を手伝ってもらって、この間はとても幸せな時間を過ごしていたと思います。産後の疲労も回復できました。

1ヶ月後、当時住んでいたマンションに戻りました。夫は日中は毎日仕事。ただ、夜には帰ってきて、ほぼ毎日息子をお風呂に入れてくれていたりはしました。

夫の両親(義父・義母)は、12年ぶりの孫、しかも待望の長男の孫の誕生ということで、ものすごく喜んでくれて、しょっちゅう息子に会いに来てくれました。

私の親も、1週間に1回はどちらかが来て、食料品を持ってきてくれたりしました。

それでも、とても寂しかった。孤独感があったのです。

物言わぬ小さなか弱い命と2人きりの時間が多く長い…ということ以外に、『私』という存在が薄れてしまったような、取り残されてしまっているような、そんな気がしたのです。

義両親は、家に来るなり孫(私の息子)に夢中。今思えば、たくさんの手作りの美味しいお料理や、果物などを持ってきてくださり、私に対してもものすごくお心遣いをしていただいてたのですが、当時の私は心が荒んでいて、素直に感謝ができませんでした。

「こうしたらいいのに」「ああしたらいいのに」「なんで○○しないの?」という子育てに関する助言も、嫌で嫌で仕方ありませんでした。

それは私の役に立つどころか、「誰も今の私のがんばりを見てくれていない、受け入れてくれていない…」という思いを抱かせ、さらに孤独感を増やしていきました。

夫に子育てのしんどさや不安を吐露したら、「もっとしっかりしろよ、母親やろ」と言われて、(一緒に子育てをしているけれど、やっぱり誰も分かってくれない。こんなこと言っちゃいけなかったんだ、一人で抱えておくべきだった…)という思いを抱いたこともあります。

息子がハイハイできるぐらいの月齢になってからは、子育て支援センターなどに遊びに行って、ママ友もできました。

1歳過ぎてからぐらいはさらに行動範囲も増え、息子を連れていろんなところに行けるようになりました。

実家に帰ったり、小・中学校の同級生で、同い年ぐらいの子育てをしている友達と遊んだり。

2歳になる少し前に息子が認可外保育園に入園できて、仕事も本格的に復帰し始め、少しずつ寂しさ・孤独感が薄くなっていったというか、折り合いをつけていけるようになりました。

『子育ては孤独との戦い』と言われることがあります。本当にその通りだなと思います。

泣き叫ぶ息子を前に、膝を抱えてただただ泣いていたこともあります。

子育て中の孤独感は、確実に私の精神を不安定にせて、蝕んでいました。

私は環境的には恵まれていた方です。父親が朝から晩まで仕事でワンオペで育児をしなければいけないママ、親やごきょうだいに頼れない状況のママも、たくさんいらっしゃるかと思います(私の身近な友人にもいます)。

先日、東大阪市の小阪産病院の産後ケアセンター増設のクラウドファンディングに賛同し、(微力ですが)支援させていただきました。

こちらは産後4ヶ月までのママと赤ちゃんが対象ではありますが、産後ケアセンターは、休養をさせてくれたり、話を聞いてくれたり、ママ同士が仲間作りをしたり、産後のママのサポートをしてくれる施設です。

そういう場は絶対たくさんあった方がいいと思うし、積極的に(もっと言うなら当たり前に)活用されるべきです。

子育ては一人ではできないし、するものでもないです。

10歳の息子に比べて、2歳の娘の子育ては、出産後からずっと私の精神がとても落ち着いた状態でこなせているので、「なんか赤ちゃんの時の息子に申し訳ないなあ…」という気持ちが少しあります。

息子のことは産まれた時から今までずっと愛おしいし、一生懸命育ててきたのは間違いないのですが。

一人目はやはり母親も「なんでも初めて」な状態なので、不安定にもなりやすいんでしょうね。

ここまで立派に育ってくれて、元気でいてくれて、息子には感謝しています。

「こちらこそありがとう」です。

**

今回のこの日記は、今、子育て中のが「孤独感を抱いているのは自分だけじゃなかったんだ」と、少しでも気持ちを楽にできれば…と思って書きました。

赤ちゃんにとって母親は世界そのものです。会社は社員が一人ぐらい抜けても回りますが、子育てはそういうわけにはいきません。

子育て中の母親の不安や孤独感をどれだけ理解し、支えられるか。

どれだけ責めずにいられるか。

父親の育児参加をどれだけ積極的に支援できるか。

ということに、もっと意識が向く社会になっていくことを願います。

関連記事

  1. 10歳前後の子どもが妙にひっついてくる…対処法は?

  2. 読書感想文の書き方(小学校低・中学年用)

  3. 恋愛に「子どもの頃の自分」が入り込むとき

  4. コロナ禍の子育て(ウチの場合)

  5. 本当は配偶者へ伝えたい言葉を、子どもにぶつけてしまうことは多…

  6. 子どもの結婚相手が示すもの

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)