2024年から新しい分野に足を踏み入れました。
それは、ラジオ・オーディオドラマの脚本家としての活動です。
活動し始めて1年が過ぎましたので、これまで放送された作品の振り返りをしたいと思います。
すべて市川うららFM『虹の架け橋』で放送されたドラマです。アーカイブ載せるので、気になった作品あればぜひ聞いてみてください。
目次
一作目:タイトルボックス!』(2024年5月15日放送)
記念すべき一作目の脚本です…!まさか初めて書いた脚本が放送されるとは思わず。
実は、これ、セレクションで一度落ちた作品なんですよね。
「初めて書いたラジオドラマだし、落選で当たり前。試演会で声優さんたちに演じてもらえて良かった!幸せ!」
と思ってたんですが。
「次に放送します」と連絡来た時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
ストーリーは、ざっくり『ボクシングがしたいと願う中学生vs絶対にさせない母親』の話です。子離れと自立のお話ですね。
とはいえ、まあ、私も息子が「プロボクサーになりたい」なんて言ったら反対しますよ。危ないもの。
でも、結局は子どもの人生は子どもの人生、自分の人生は自分の人生と割り切らなければいけないと思っています。
あ、ちなみに私はボクシング漫画大好きだし(はじめの一歩)、ボクシングの観戦も大好きです。
初作品、キャラクターの名前の付け方とかもひねりがないですねー。
今書くともっと内容も面白くできる自信あるんですが、小手先やこなれ感がないところが逆に光ったのかもしれません。
二作目:タイトル『白鳥坂ファミリーカウンセリングルームにようこそ』(2024年8月28日放送)
タイトルに表れている通り、家族間の問題をテーマにした物語です。主人公は、カウンセラーの卵の男性。
主人公の男性に強く影響を与える人物として、カウンセラーの白鳥坂先生というキャラクターが登場するのですが、最初の脚本の段階では「オネエキャラ」だったんですよね。つまり、男性だったのです。
でも、演出家さんから、声優さんの起用の都合上「白鳥坂先生を女性に変更できませんか?」と相談があり、女性に変更しました。
でも、この白鳥坂先生を演じてくださった声優さんが、女性なんですがめちゃくちゃイケボで…。「え?本当に女性!?」とびっくりしたぐらい。(失礼!!)
イケボ聞いてみたい方はぜひアーカイブご視聴ください。笑
兄妹喧嘩のシーンの声優さんの迫力もすごかったです。
三作目:タイトル『月夜の人外』(024年9月25日放送)
三作目にて、初のファンタジー挑戦しました!
現代が舞台ですが、狼男が出てきます。
なぜファンタジーに挑戦しようと思ったか?と言いますと、演出家さんから「声優目指している人は、アニメ好きが多くて、アニメの声優になりたい人が結構多い」というお話を聞いたからです。
脚本として荒さが目立つ作品ですが、初のファンタジー挑戦楽しくて、ここからしばらく私はファンタジー沼にハマることになります…。笑
※少し残酷な描写もあります。
四作目:タイトル『赤い牙は孤独に濡れる』(2024年10月30日放送)
放送時期がハロウィンということで、ハロウィンっぽいものを何か書こう!と思って作りました。
中世ヨーロッパ風の雰囲気の世界観に、美しい少年のヴァンパイアが出てきます。
なぜヴァンパイアを出したか?というと、ヴァンパイア株式会社の代表・加藤さんという方と知り合ったことが深く影響しています。(イラストやゲームを制作している会社です)。
会社名の通り、ヴァンパイアが熱烈に大好きな人で、加藤さんと出会って「ヴァンパイア好きな人ってたくさんいるんだー」ということを知り、衝撃を受けました。
実際、声優さんのオーディションで、この時点で過去一番の応募があったそうです。応募理由として「ヴァンパイアの物語なので」という声優さんが複数名いらっしゃったとか。
五作目:タイトル『縁切り屋りん』(2024年12月25日)
こちらは共作です。
私の原案(プロット)を、脚本家のたけだゆきとさんが素敵な脚本にしてくださいました。
原案(プロット)と脚本を分けるって、すごく面白くって良い経験になりました。大変は大変でしたけど…。
「人の頭の中のイメージって、こんなに違うんだ!」と、よく分かりましたね。
ちょっとファンタジー要素のある現代劇です。
あなたには縁切りしたいと思う人がいますか?
もし、縁を確実に切ってくれる「縁切り屋」さんがいたら、あなたは誰との縁を断ち切ってもらうでしょうか?
面白い作品に仕上がっているので、聞いてもらえたら嬉しいです。
六作目:タイトル『赤い牙に命をかけて』(2025年2月19日放送)
六作目にして、恋愛ものに初挑戦しました。
ストーリーは、美しい年上女性に恋する高校生のお話です。
タイトルからもう分かるかもしれませんが、こちらもヴァンパイアが出てきますー。
書いててとても楽しかったんですが、反省もあります。
収録の際、見学に行ったんですが、私の脚本のセリフやモノローグ(独白)が長くて、演じにくそうで、申し訳なかったです。長ゼリフも長モノローグも、よほど面白い内容じゃないと、視聴者も退屈しますよね。
明るい中にも、セクシーで色っぽい雰囲気が出ればいいな、と思って書いて、見事にその通りのラジオドラマに仕上がってて、制作に携わってくださった皆さんに感謝です。
私がラジオドラマを書くようになったきっかけ
なぜ私がラジオドラマの世界に踏み入れることになったか?と言うと、クリエイターズラボ夢想花に入ったからです。
夢想花は、声優と脚本家の制作集団です。FMラジオに番組を持っていて、そこでラジオドラマを月2回放送しています。
番組で流れるラジオドラマは、夢想花に入っている脚本家が書きます。
書いたものが必ず放送されるわけではなく、セレクションがあります。
夢想花でラジオドラマの書き方について学び、書き、夢想花の声優さん達に演じてもらい、放送もさせてもらう中で、最近は報酬をいただけるようなお話ももらえるようになりました。
まだ立ち上げから1年半ぐらいしか経ってないラボですが、才能溢れる方、他の劇団で活躍されている方、別分野でも成果を残している起業家さんがいて、面白いことをたくさんやれる可能性に溢れています。
「ラジオドラマの脚本を書いてみたい」という方は、夢想花ぜひに入ってもらえたら嬉しいです。
また、夢想花では、Project TRAVANT (プロジェクト・トラバント)というボイスドラマも作っています。
主人公がいろんなゲームの世界に飛び込んで冒険をするお話です。
現在販売中のProject TRAVANT Part1では、ファンタジーゲームの世界へ。
そして、私が脚本担当したProject TRAVANT Part2では、ホラーアクションゲームの世界へ飛び込みます。
夏頃(もう夏みたいな気温ですが)に発売予定です。
収録見学に行ったのですが、迫力あっておもしろい作品になったと確信しました。
また情報解禁になったら改めて告知しますが、買ってもらえたら泣いて喜びます!!!
何卒よろしくお願いします!!!

次回作の告知
次回作は6月25日に『変わらない男』というタイトルのラジオドラマが放送され予定です。ホームドラマです。
このタイトルの『変わらない男』…実は私の夫がモデルだったりします。
また、上に挙げた過去作の登場人物もほんの少しですが登場します。
さてさて、どんな物語なのでしょうか??
聞いていただけたら嬉しいです。
放送日時:6月25日 19:00-20:00
市川うららFM(83.0MHz)「プロジェクトリーフェリア 虹の架け橋」
サイマルラジオにてスマホ・PCで視聴可能です。お時間になりましたらリンク先をクリック!
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